福祉用具専門相談員になろう!<介護事業パートナーズ>

福祉用具専門相談員はどんな時にやりがいを感じるのか

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福祉用具専門相談員について学ぶ

今後ますますニーズの拡大が予想される福祉用具専門相談員について詳しくまとめています。在宅介護が推奨されている今、福祉用具について専門的な知識を持っている福祉用具専門相談員の資格を取得すればキャリアアップにもつながります。

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やりがいと大変さ

やりがいと大変さ

福祉用具専門相談員の1日

利用者に福祉用具のアドバイスを行ったり、ケアマネジャーと打ち合わせをしたり、と福祉用具専門相談員の仕事は日によって違います。ここでは福祉用具専門相談員の多くが在籍している福祉用具貸与・販売事業所を例に挙げて、大体どのようなスケジュールで動いているのか見ていきます。勤務時間は8:30~17:00が基本です。
8:30に出社し、まずはミーティングを行います。その後、モニタリングや納品のために利用者の自宅を訪問します。お昼休憩に合わせて帰社し、利用計画書の作成などの事務作業を行ったり、会議に出席したりします。
午後からはケアマネジャーに連絡をしたり、再びメンテナンスやモニタリングのために利用者の自宅を訪問したりと営業活動を中心に行います。16:30頃に帰社し、その日の事務作業や会議を終えたら17:00に退勤します。
なお、納品の時間帯によっては出勤が早くなったり、退勤が遅くなったりすることがあります。

やりがい

福祉用具専門相談員は利用者や家族と直接言葉を交わす機会がたくさんあります。提案した福祉用具によって利用者の困りごとを解決することができ、目の前で喜んでいる姿を見た時は福祉用具専門相談員としてもっと頑張ろうという気持ちになりますし、笑顔で「ありがとう」「助かった」と声をかけられた時は世の中の役に立っていると実感しやりがいを感じます。
また、利用者1人ひとりに適切な福祉用具を選定するためには相手の状態や使用する環境、介護する人の状況などを正しく把握しなければなりません。状態は個々に違うためマニュアル通りにいかないこともあるでしょう。それに、福祉用具を選定した後も定期的に訪問して利用状況などのモニタリングも行わなければなりません。利用者1人ひとりと真剣に向き合い、信頼関係を築かなければ利用者の困りごとを解決することはできないでしょう。長きに渡って、「顔が見えるおつき合い」ができることも福祉用具専門相談員の醍醐味です。

大変さ

どんな仕事にもやりがいだけでなく「厳しい」「大変」と感じる部分があります。福祉用具専門相談員の場合、体力面に厳しさを感じる人が多いようです。例えば介護用のベッドを納品する場合、大型の家具を搬入することになるので移動や組み立ては力のいる作業です。男性に比べて女性は体力が少ないため不安に思うかもしれません。しかし、手順やコツを掴めば女性でも短時間で組み立てを終えることができます。
また、福祉用具専門相談員は営業活動も仕事の一環ですが、ノルマが存在する販売事業所もあります。ノルマを達成することで給与がアップしたり、昇進のスピードが早まったりしますが、営業が苦手な人はノルマが達成できず苦痛を感じるようです。

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