福祉用具専門相談員になろう!<介護事業パートナーズ>

福祉用具専門相談員の資格を取得する流れ

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福祉用具専門相談員について学ぶ

今後ますますニーズの拡大が予想される福祉用具専門相談員について詳しくまとめています。在宅介護が推奨されている今、福祉用具について専門的な知識を持っている福祉用具専門相談員の資格を取得すればキャリアアップにもつながります。

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資格を取得する方法・メリット

資格を取得する方法・メリット

取得するメリット

まずは就職や転職が有利になることです。福祉用具のレンタルや販売を行っている福祉用具貸与・販売事業所は介護保険の指定を受けています。そのため、常勤の福祉用具専門相談員を2名以上配置することが義務づけられています。資格を取得していることで積極的に採用される可能性が高まるため、福祉用具貸与・販売事業所への就職や転職が有利になるでしょう。
福祉用具専門相談員以外にも介護に関する資格はたくさんあります。研修を終えるだけで取得できるもの、一定の実務経験を必要とするもの、国家試験に合格しなければならないものなど色々ありますが、福祉用具専門相談員はその中でも難易度が低い資格です。講習を最後まで受講し修了評価筆記試験に合格すれば取得できます。費用は比較的安価で介護の経験がなくても受験できるので、これから介護の仕事にチャレンジしようと思っている人や活躍の場をさらに広げたい人におすすめです。

資格取得の流れ

資格を取得するには厚生労働省が指定する講習を受けなければなりません。ただし、介護福祉士や社会福祉士、看護師、保健師、理学療法士や作業療法士の資格を保有している人は福祉用具に関する知識を有していると見なされるため、講習を受講しなくても要件を満たしていると認められます。
講習は厚生労働省の指定を受けた各都道府県の研修事業者が行っていますが、カリキュラムの内容や時間配分は事業者ごとに異なるため事前に確認しておいてください。カリキュラムは全50時間ですが、1週間ほどですべての講習が修了できるように組み立てられています。働きながらでも無理なく取得することができるでしょう。講座の内容は、1日目が「福祉用具の概要と福祉用具専門相談員の役割、介護保険の基礎知識」、2日目と3日目が「高齢者と介護・医療に関する基礎知識」、4日目と5日目が「福祉用具に関する知識」、6日目が「福祉用具に関するサービスの仕組みと利用支援について」、7日目が「福祉用の利用支援に関する総合演習と修了評価筆記試験」です。
修了評価筆記試験はすべての講習が修了した後に行われます。試験時間は1時間で、講習の内容が理解できているかどうかを確認するのが目的です。1週間の学習内容をきちんと復習していれば十分に合格できます。もし残念な結果になってしまっても補講や再試験があり、再挑戦も可能です。

受講料について

資格を取得するのにかかる費用は4~5万円ほどです。介護に関する資格は他にもたくさんありますが、その中でもかなり安いほうです。経済的な負担をかけずに資格取得を考えている人に最適でしょう。

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