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面接前に確認しておきたい「面接マナー」
コミュニケーション能力を図っている
福祉用具専門相談員は利用者や家族、ケアマネジャーなどの他職種とコミュニケーションを取りながら仕事を進めていきます。そのため、人柄やコミュニケーション能力を図る手段として面接に力を入れているところが多くなっています。面接で好印象を残すことができれば一気に内定が近づくでしょう。とはいえ、好印象を与えるために自分を必要以上に大きく見せたり、偽りの返答をしたりすると入職後にミスマッチを感じて苦しむことになります。ありのままの自分を見せましょう。
基本の面接マナー
遅刻は絶対にしてはいけませんが、早すぎるのもマナー違反です。早く到着してしまうと面接用の部屋の準備が終わっていない可能性もあり、かえって迷惑をかけてしまいます。5~10分前を目安に着くようにしてください。もし早く到着してしまったら近くで時間を調整してから向かいましょう。
電車やバスなどの公共交通機関を利用して面接に向かう場合は事故や天候などで遅延する可能性も考慮して行動しましょう。やむを得ず遅刻してしまう場合は必ず連絡を入れてください。
面接は会場に到着した時点からはじまっています。待機している間の態度や表情も見られています。スマホなどを見て時間を潰すのはおすすめしません。姿勢を正して、いつ見られても大丈夫な状態で待機しましょう。
面接時の態度
同じ内容を話していても、暗い表情でぼそぼそと話している人と明るい表情でハキハキと話している人では受け取る印象が変わってきます。採用担当者の心に響く話をしていても暗い表情では伝わりません。好印象を残すためには表情や態度、話し方も大切です。相手に視線を合わせて優しい表情で話すように心がけましょう。また、熱意を伝えたいのはわかりますが長々と話してしまうと本当に伝えたい内容が曖昧になってしまいます。話は簡潔に、わかりやすく伝えるようにしてください。
注意したいのは言葉遣いです。敬語で話すのがマナーですが、緊張のあまり難しい言い回しをしてしまったり、くだけた言葉遣いになったりすることがあります。くだけた言葉遣いは相手に不快感を与えてしまうので気をつけましょう。面接では転職の理由を必ず聞かれますが、正直に「前の職場に不満があった」「こちらのほうが高待遇だったから」と伝えてはいけません。ネガティブな理由がきっかけであったとしても、不平や不満ばかりを伝えると「意に沿わず不満を感じたらすぐに辞めてしまうのではないか」とかえってマイナスの印象を与えてしまい、残念な結果に終わってしまうかもしれません。面接では「この人と一緒に働きたい」と思われるように振舞うことを意識してください。面接は時間が限られています。短い時間の中で人柄や熱意をアピールできるように前もって練習しておくといいでしょう。
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